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2016.08.01

Monthly Report お知らせ

Monthly Report! topics & recommend! vol.29【「おいでよ!絵本ミュージアム2016」 潜入レポート!/福岡アジア美術館】

今年はついに10周年!
キッズもママも待ってました
「おいでよ!絵本ミュージアム2016」 潜入レポート!


 

子どもたちはもちろん、大人だって童心に帰る「おいでよ!絵本ミュージアム」。昨年までの来場者数は40万人を突破、今夏は記念すべき10年目を迎え、すっかり夏恒例の親子イベントとして愛されています。さて今回は、初日の会場に潜入!子ども目線で撮影を敢行!リアルな会場の様子をリポートします!

 

今年のテーマは「しあわせな時間」
しあわせな人生を作り出す力を!

「おいでよ!絵本ミュージアム」は福岡アジア美術館だけでしか行われていないことをご存知でしたか? 美術展の多くは同様の展示を日本各地で巡行しながら福岡にやってくるもの。しかし、この「おいでよ!絵本ミュージアム」はここだけ。もちろん、毎年、新しい展示が企画されるのです。最大のポイントは、絵本展のようにただ原画が並んでいるだけでなく、絵本や物語の世界をリアルに“体感”できる立体の展示空間になっていること。親子もしくは子ども同士がワークショップといった体験型イベントに参加できる設えも人気の秘密です。また、これにデジタルコンテンツの展示も一体化しており、毎年来館者を魅了するビッグコンテンツに成長しているのです。

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「絵本を読むというのは、親子であっても、自分だけであっても心温まる『しあわせなじかん』なのだと思います。そういう時間をたっぷり味わって育ってほしいのです」とは学芸員さん談。
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今年の展示は「絵本の村」という設定。花畑の小道をぬけると絵本の世界へ。
「このみちのさきに、なにがあるのかなぁ?」

 

海底の世界へようこそ!
自転車で『うみ』へ出発!

さて、最初は海の世界へと到着しました。ここは、<どいかやさん>の絵本『チリとチリリ うみのおはなし』の世界です。実際の子どもと同じくらいの身長のチリとチリリ像がお出迎えしてくれます。姉妹はいつも自転車でお出かけ。海の世界も自転車に乗って探検します。絵本の美しい色合いが再現されており、幻想的な世界が広がります。

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絵本の世界の細かい部分まで再現され、子どもたちのテンションもアップ!
「チリとチリリの身長はぼくとおなじぐらいだよ〜!ぼくもじてんしゃでうみのそこにいけるかなぁ」

キンコンカンコン♪
「世界のともだち」にこんにちは!

 次は村の学校のようです。「ちきゅうがっこう」と名付けられたこのエリアには世界各国の子どもの暮らしを写真で紹介した写真絵本「世界のともだち」シリーズがずらり! オリンピックに沸くブラジルや、福岡への直航便も就航して行きやすくなったフィンランドなど話題の国の暮らしもまとめて紹介しています。また「ゆびでよむえほん 世界のともだち」というコーナーもあり、壁面の画面を指で操作しながら絵本を読める仕組みも! 絵本に出てくる子どもたちと、同世代の小学生ぐらいの子どもたちがすっかり虜になっていました!

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絵本だけなく実際に各国の子どもたちが遊んでいるおもちゃも展示!
「いろんなくにがあるんだね。みんなも、なつやすみのしゅくだいでるのかなぁ」
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写真絵本の世界に集中する真剣な眼差し!

生命の歴史を学ぶ!
実物の恐竜の化石も! 

「せいめいのれきし」という絵本をもとに作られた展示も注目です! 絵本の中に登場する劇場が、現実世界に飛び出し、壮大な生命の歴史を物語ります。本の改訂時に監修された恐竜博士こと真鍋真氏が、今回の展示も監修。佐賀県立宇宙科学館から本物の白亜紀の恐竜の化石もやってきて、絵本の世界が現実に!

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国立科学博物館標本資料センター長の真鍋真氏の監修により、絵本も展示も最新の恐竜研究が反映されたものに!
「こわっ!いきてたら、たべられちゃうかも…」

 

丘登り?木陰でゆっくり?
全身で絵本を楽しむ

小さなお子さまや親子連れの方が、自分たちのペースで楽しめるエリアも、もちろんあります。靴を脱いで展示の木陰で絵本を眺めたり、丘のように作られた階段状の「えほんひろば」では好きなところに腰掛けてたくさんの絵本を読むことができます。紙芝居も人気で、誰かが読み始めると自然と子どもたちが集合! 来館当日は館への出入りが自由なので、食事やお手洗いの心配もなく子どもと過ごすことができます。

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会場には1000冊以上の本があるそう。日頃が忙しくても、ここでならゆっくり読み聞かせたり、一緒に絵本を楽しんだりできるという保護者の方も多いのでは?
「おかあさん、じぶんばっかりよんでないで、このほんもよんで!」

 

海外の人気作家も即OK!
カラフルな世界を体感!

海外の人気絵本の世界観が体感できるエリアも充実。美しい色彩の<エリック・カール>の「カールおじさんのアトリエ」エリアでは、有名な「はらぺこあおむし」のあおむしになった気分でフルーツの虫食い穴を“もぞもぞ”とくぐりぬけることができます。またおさるのジョージでおなじみ「ひとまねこざる」は、ジョージが生まれた“ジャングル”映画館に登場! 実は、ジョージがこういった展示企画で登場すること事態がレアなのだそう。「絵本ミュージアム」のこれまでの実績とクオリティが認められた証拠なのです。

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長年のレギュラー、エリック・カール氏の展示も、毎回違うコンセプトでその世界観を再現している。
「もぞもぞ…。ちゃんと、おしり、とおるかな」

 

これぞ醍醐味!
体験する絵本の世界!

そして、何といってもワークショップやサイン会などのイベントが、会期中“毎日”行われているのもこの展覧会の魅力! 取材当日は「いいからいいから」シリーズでおなじみ、長谷川義史さんの絵本ライブが行われていました。アナウンサーなどによる読み聞かせも毎週行われており、参加費も無料!他にも当日受付のワークショップ(一部材料費有料)もまだまだありますので、ぜひご確認の上ご参加ください!

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100名の定員が満席に! 会場全体で笑ったりびっくりしたり絵本の世界に引き込まれます。
「このひとがこのほん、かいたの? わたしもかく!」

 

column!

一緒にお得!アジ美の後はリバレインモールへ! 8/31(水)まで博多リバレイン館内にてスタンプラリーを開催中! 各店舗で1,500円以上のお買い物で1つ、館内のスタンプ台で2つスタンプを集めよう!抽選で博多リバレインモール内の飲食店お食事券やキッズ施設の招待券などが当たります!(スタンプ台は福岡アジア美術館にも!)

半券でお得!こちらもお楽しみに!
また、会期中、対象ショップに「おいでよ!絵本ミュージアム」の半券をお持ちになるとお得なサービスが受けられます。

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おいでよ!絵本ミュージアム2016
○日程=開催中~8/21(日)
○場所=企画ギャラリー/彫刻ラウンジ/あじびホール/キッズコーナー/ラウンジMB
○料金=一般1,000(800)円、高大生700(500)円、小中生700(500)円※( )内は20人以上の団体、65歳以上の料金 http://www.kodomo-abc.org/ehonmuseum2016/index.html

 

 

 

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