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2015.02.18

Monthly Report お知らせ

Monthly Report! topics&recommend! vol.12【博多 川端町・ちくま家 博多リバレイン店/リバレイン専門店街】

絆と温もりと心意気。
暮らしに寄り添う名店たち。


近代的な建物、文化の香り漂う美術館センスあふれるショップたち…
スタイリッシュな空間も博多リバレインの顔ですがここにある、もうひとつの「まち」。
それが「リバレイン通り」です。

地域に暮らす人々が「いつもの時間」を大切にしている商店街。
前回に続き、今回もまた地元で愛される2つの店をご紹介します。

 

博多 川端町

ひときわ目を引く、力強い筆圧の暖簾&行灯。「博多 川端町」って、これ、店名?町名?と、前から不思議に思っていました。今回の取材でわかったのは、「リバレイン通りに、この店あり!」の理由がその疑問の解消につながっていること。
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博多人形師「中村信喬」さんとは友人ということもあり、店内にはこの重要無形文化財保持者の作品がずらり!
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そのほかにも、明太子や博多長浜生ラーメン、お菓子、海産物、お漬物など、一見、各種おみやげ処といった様相ですが、実は、ここででしか販売していないさまざまな「モノ」があふれているのです。どの品も、そんなことをつゆとも主張せずに、店の一等地に鎮座していますが、店主に店のおすすめを尋ねれば、出てくる出てくる、ヒトの名、珍話、面白エピソード…!
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たとえば、大分県日田市「とらや」の丸ぼうろ(1個97円)。こだわりの蜂蜜と卵で、やわらかい食感が自慢。子どもからお年寄りまでに愛される老舗の味だそう。聞けば、ご近所さん(中洲)の美容室「東京堂」の会長が「こら旨かばい」と勧められた15年前からの取り扱いとか。天領日田らしく、一度は断られたところ、その会長わざわざ付き添いまでを買って出てくださり、念願叶い、取引成功と相成ったとか。それほどの美味、ぜひお試しあれ。
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また、食べ物では、そのネーミングになかなかお目にかかれない「元寇防塁」。“鶏卵素麺”で有名な「博多宝来屋」で修業をした職人さん(店主・樋口さんの親戚でもある)が、独立後、旗揚げした「長崎屋(本店は早良区原)」の名菓。夫婦二人で切り盛り、実直な和菓子づくりはラインナップを見れば一目瞭然!求肥の中にくるみが入って、上品な甘さ!ちなみに防腐剤・添加物は一切使用していないそう。5個525円、10個入り1220円。
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まだまだあります!和菓子屋「ばんぎや菓子舗」の「博多献上」もまた、ご近所さんつながり!綱場町にあったばんぎやが火事で店舗を消失。行き場を失った商品を「博多 川端町」で引き取り、販売したのがきっかけだとか。今では少数の店舗でも取り扱いがあるようですが、まずもってここでの販売が最初だそう。博多献上(1個2枚入194円)は、しょうがとにっけの摺蜜を簿種に合せて作る、全国的にも珍しい製法。特徴のある風味で、刃職人に彫らせた最中型で焼き、間に秘伝の飴を挟んでいます。
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最後は「これだけで家に醤油はいらんとです」と、店主の“まりこさん”お墨付きの逸品を。宗像市神湊にある「ナカマル醤油醸造元」の「博多んもん鰹酢(小400円)」と「博多んもん煮物(同)」です。“創業、嘉永三年(1850年)、伝統に支えられた宗像神湊の味”が信条とあって、その味にも深みがあります。確かに!漬物ダシとしても、アジフライにかけても、どれをどう使っても、美味!これもまた、宗像大島の漁師のご友人から店主が教えてもらってからのお取り引きとか。
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さて、どれもこれもが「人」つながり。絆を大事に商いをする店主が樋口葛尚さんです。今年、博多祇園山笠で、84年に一度の一番山笠「大黒流」総務を務めるそうです。「博多祇園山笠の起源となる承天寺から直々に標題をつけてもらえるのは、なんと大黒流だけなんですよ」と、今年の山笠には町をあげて、店をあげて、縁起もんの「降臨大黒天」が“踊る!”とか。このあたり一帯に、その“打ち出の小槌”で功徳が降り注ぐかも!もしかしたら、 今年の一押しパワースポットになりそうな予感。
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町名と、店名をあえて同一にしたのも、このまちへの愛、人との絆への想いがあってこそ。ここは日々、世間話から道案内まで、井戸端会議的な日常が繰り広げられる“溜まり場”サロン。

所在地:リバレインセンタービル1F
電話番号:092-262-0555
営業時間:10:00〜19:00
定休日:無休

 

 

ちくま家 博多リバレイン店

「うまいを気軽に、うまいを毎日、うまいをあなたへ。」これが明太子通販で人気の「ちくま家」のスローガンです。とりわけ、無着色辛子明太子は「千曲屋」がこだわりの72時間熟成で作っています。まだ、創業7年目の新しい明太子店ですが、仕入れ〜製品化〜販売までを自社内でまかなうことで実現するお手頃価格が喜ばれ、今では博多の食卓に密着しているよう。スケトウダラの成熟した卵巣/真子(まこ)のみを使用した原卵、天日塩、千曲屋独自の唐辛子など厳選された素材と品質が自慢です。
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店に入ると、どーんと大きな冷凍ケースがお目見え。どれも、お酒好きな方にはたまらないラインナップです。そこで、取材班がチェックした当店の「魅惑のコストパ ベスト3」を勝手に選んでみました。
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まずは、なんといっても、ベスト1は、ちくま家の“顔”「家庭用切れ子」。160gで税込ワンコイン!(500円)とは、本当に太っ腹。マイルド、辛口、昆布入り、柚子風味と、4種の味でバラエティ豊か。直売店限定商品です。
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ベスト2には「いわし明太子焼(2尾412円)&さば明太子焼(2切412円)を。プロが焼いているので解凍後、レンジで温めるだけ!の手軽さです。
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そしてベスト3は「博多にぞっこん」シリーズ(250g 1728円〜)。国産の純米酒と本みりんを使用し、利尻昆布と枕崎産かつお節エキスを隠し味にした贈答用です。このこだわりの調味料と、168時間熟成という手間隙の分が、木箱と美しい有田焼きの器に入っている理由。
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…と、どれも、コストパで斬れば鬼に金棒の「ちくま家」さん。となると、「明太子以外の商品」でもぜひ、おすすめを伺いたい!仕込み無し、本気買いの逸品を、さっそく、スタッフさんにお尋ねしました。「私はこちら。<メローかま干物 明太風味>です。メローとは「マジェランアイナメ」が正式名称で、食用白身魚として広く利用されているものです。美味しさも◎」。
「スタッフの栗原さん」

「私は断然、コレです!<手造干物シリーズ>です。これってBBQの時なんかに大活躍!袋から出して焼き網の上で炙るだけ、ご家庭でも簡単に調理できます。すぐ主役になれる逸品で、本当に美味しいんです」。
「スタッフの岩崎さん」

さて、ここでとってもお得なお知らせがあります。ちくま家では「7」のつく日(繁忙期は行なっておりません。)にお買い得品満載のセールを行っています。その日によって特売品は代わりますが、どれも各店数に限りがありますので、早い者勝ち!
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所在地:リバレインセンタービル1F
電話番号:092-263-8150
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜

 

いかがでしょうか?

ふらりと立ち寄るもよし、わざわざ目指しても絶対損しないリバレイン通りの2店。 博多のまちにこの店があってよかった、そう思える暮らしに寄り添う名店は、いつでもみなさまのお越しをお待ちしています。

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