博多リバレインとは

About Hakata Riverain

FEATURE

開発経緯

福岡市は、「武士のまち・福岡」と「商人のまち・博多」という性格の異なる2つのまちが互いに競い合うことにより発展してきた都市ですが、福岡部の発展に比べ博多部が沈滞していたため、その活性化が福岡市の課題の一つとなっていました。
その博多部にある下川端地区及び下川端東地区は、博多商人発祥の地として古くから商業の中心的役割を果たしてきましたが、昭和40年頃から天神地区及び博多駅地区への商業、業務機能の集積により地域の衰退が進んできました。
土地利用においても、地域の家屋の大半は老朽化が著しい状況でしたが、16世紀の太閤町割りによる短冊状の宅地形状と長屋的構造等のため、個々での開発が困難であり地域発展の弊害となっていました。

賑わいを見せる当時の寿通商店街

そこで、昭和47年度に、福岡市は下川端両地区の周辺区域を含む6ブロック(約9.4ha)で再開発基本計画を策定しました。そのうち下川端地区(約2.8ha)においては、平成7年12月に施設建築物工事に着手、平成10年12月に工事が完了。残る下川端東地区においても、平成8年6月に施設建築物工事に着手、平成11年2月に工事が完了しました。
両地区の再開発事業は、「博多リバレイン」の名称で統一され、平成11年3月にオープンしました。「博多リバレイン」は商業・情報・文化機能等が融合した魅力ある複合施設であり、快適な都市空間を創出しています。さらに、建築と一体化したパブリックアートを随所に取り込んでおり、多彩な文化を体験できる施設ともなっています。

再開発事業によって完成した博多リバレイン